2021.05.16
医師の投資

忙しい医師でも投資はできる?「投資信託」で手間をかけずに投資家デビュー!

投資信託

投資という漢字を分解すると、「資本を投げる」と書きます。

つまり、投資とは「現在のお金を投じることで、将来的にリターンされるお金を増やす」行為なのです。

では、投資先にはどのような商品があるのでしょうか?

投資の経験がない方でも、「株式投資」「債券投資」「投資信託」「コモディティ投資」「不動産投資」など、名前くらいは聞いたことがあると思います。

医師が投資を始めるにあたり、大きな壁になるのが「費やせる時間」です。

投資資金が潤沢であっても、時間が確保できないために、最初の一歩を踏み出せない方が多いのではと推察します。

そこで今回記事では、医師におすすめの投資先として「投資信託」を解説しています。

「投資信託」であれば、忙しい医師でも着実に資産を拡大できますし、何よりも手間がほとんどかかりません。

「仕事に忙殺されがちでも可能な資産形成」をコンセプトに、実際に投資信託を運用している筆者が、分かりやすく解説します。

投資先を選ぶ前に【知っておきたい投資の利益】

投資の目的は「資産を増やすこと」につきますが、利益を上げる仕組みはどうなっているのでしょうか。

実は、すべての投資の利益は「インカムゲイン」か「キャピタルゲイン」のいずれかに分類されます。

インカムゲイン

「インカムゲイン」とは?

「インカムゲイン」とは、投資商品を保有し続けることで手に入る利益のことです。

もっともイメージしやすい「インカムゲイン」といえば、「不動産の家賃収入」でしょう。

不動産オーナーは「賃貸物件」という投資商品を保有し続けることで、「家賃収入」という利益を得ることができます。

また、株式投資の一種である「高配当株」や「優待株」も、「インカムゲイン」の代表例です。

これらも株式を保有し続けることで、「配当金」や「優待券」という利益を手にできるのです。

「インカムゲイン」の最大のメリットは、「頻繁な商品売買が不要」なことです。

優秀な投資商品を見つけ購入さえしてしまえば、あとは保有し続けるだけで定期的な利益が約束されます。

投資商品の売買には相当の労力が必要なため、保有し続けるだけでよい「インカムゲイン投資」は忙しい医師に向いた手法といえます。

キャピタルゲイン

「キャピタルゲイン」とは?

「キャピタルゲイン」とは、投資商品を売買することで手に入る利益のことです。

投資と聞くと「安く買って高く売る」をイメージする方も多いと思いますが、「キャピタルゲイン」はこれを体現化した投資手法になります。

今回の「コロナショック」では、市場全体の株価が急落しました。

このような株安のタイミングに株式を購入しておくことで、株価がV字回復したときに大きな儲けを手にできるのです。

「キャピタルゲイン」は、「インカムゲイン」よりも大きな儲けに期待できます。

一方で、狙いが外れた場合には大きな損失をこうむる可能性もあり、ハイリスクな側面を有します。

また、「キャピタルゲイン」は商品の売却を前提とした手法なので、売買のタイミングをうかがう必要があります。

医師に「投資信託」がおすすめの理由

投資と一口に言っても、さまざまな商品が存在します。

「株式投資」「不動産投資」「コモディティ投資」「ETF」など色々ある中で、「医師には投資信託」と言われる理由はどこにあるのでしょうか?

「投資信託」の概要などもあわせて解説したいと思います。

投資信託イメージ

「投資信託」とは?

「投資信託」を初心者向けに解説するとき、「株式や債券の詰め合わせパック」という比喩がよく用いられます。

「投資信託」では、投資家が出資した資金を運用会社が集め、投資家に代わって株式や債券を運用してくれます。

このとき対象となる金融商品は、世界各国の株式や債券に分散投資される特徴があります。

通常の株式投資で分散投資をする場合、投資家自身が個々の商品を購入する必要があり、手間も資金もかかります。

そのため、個別株式での分散投資は容易ではありません。

加えて、購入後の定期的なリバランスや、場合によっては売却を考慮する必要があるため非常に煩雑です。

「投資信託」のメリット

対して「投資信託」では、運用会社が自動的に資産を運用してくれます。

しかも運用をするのは「資産運用のプロ」。

投資初心者の方が運用するよりも、確実に優れた運用成績を残してくれるでしょう。

心筋梗塞の治療を循環器内科専門医に任せるように、資産運用はプロの運用会社に任せることをおすすめします。

「投資信託」の運用に際して、みなさんがすべきことは「商品を選択する」だけです。

運用する商品さえ決めれば、あとの管理は運用会社に任せられます。

運用開始後は時々資産の増減を確認するだけでいいので、忙しい医師でも投資に取り組めるでしょう。

言いかえれば、最小限の労力で最大限の成果に期待できるのです。

また、「投資信託」は少額からの運用が可能で、毎月コツコツ投資をする「積立投資」にも適しています。

着実に資産を積み上げることで、将来的に大きな「キャピタルゲイン」を狙うことができます。

「インカムゲイン」狙いの方は、「毎月分配型投資信託」を選ぶことで定期的な分配金を獲得できます。

「投資信託」は「デイトレード」や「スイングトレード」のように、「一か八かの大儲け」を狙う手法ではありません。

医師の場合、月々のキャッシュフローは安定していると思いますから、ハイリスク・ハイリターンな投資よりも、「将来に向けた堅実な資産形成」が適しているのではないでしょうか。

まとめ

投資先にはさまざまな種類があるので、未経験者の方はどの投資をすべきか迷ってしましますよね。

今回の記事では、医師におすすめ投資先として「投資信託」の魅力をお伝えしました。

「投資信託」であれば、運用会社に資産の運用を代行させつつ、少額から堅実な積立投資が可能です。

まさに忙しい医師にはピッタリの投資商品と言えるでしょう。

また、「投資信託」から投資を始め、慣れてきたら「株式投資」などにチャレンジするのもおすすめの方法です。

投資において「機会損失」は非常に勿体ない行為です。

本記事を参考に、機会を逃さず投資を始めてはどうでしょうか。


著者 広下 若葉

現役医師ライター。

麻酔科医として勤務する一方、ライターとして数々の作品を執筆。

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